心の雑草

「げ」と申します。「旅=人生」というライフスタイルをめざして、心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

大河ドラマ雑感

先日までやってたスカパーでの「平清盛」を観終わり、同じように観ている「義経」も半分を折り返したところ。
これらを「うわあ、すげえ面白い」と思いながら観る一方、ここ数年の大河ドラマに対しては何処か物足りなさを覚えるわけです。面白かった真田丸も、今思うと先に挙げた2つとは面白さのベクトルが微妙に異なっている。

歴史としての面白さは薄まり、台詞回しの妙や演者さんのポテンシャルを楽しむようになってきているような気がする。
それが絶対に悪いことではないし、素直に楽しめている自分もいる一方で「これ民放での楽しみ方じゃねえかな」と思ってもいるのである。

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平清盛はディープに歴史を描きすぎた結果、登場人物が多すぎて訳分からなくなるとか、画的に汚くて観辛いとかの評価があったように思う。
「じゃあ画面綺麗にして登場人物スッキリしよう!」ってのは浅慮だなあと感じる。そうじゃなくて、制作サイドは「それをどう楽しませるか」「どう分かりやすくするか」を考えないと……内容を薄くするのではなくね。


そのあたり義経が意外と上手くやってて、各回の本編開始前にミニコーナー的な感じで、相関図とかを見せながらナレーションがどんな状態かを説明してくれる。こういうのあるだけでグッと分かりやすくなると思うんですね。


清盛だったら平家、源氏、朝廷でそれぞれどんな問題があるのか、そしてそれぞれの関係性の中でどう対立しているのかをもうちょい説明しながら進めば、全部は分からないまでも観れるように伝えることはできたんじゃないかと思う。


より多くの視聴者層を取るっていうのは、内容を軽くして朝ドラみたいにするってことじゃない。だったら朝ドラ観るし、それどころか朝ドラの方が登場人物の過去でエグいエピソードとか入れるしね。インパール作戦とか記憶に新しいところ。


その時代の面白さとか、光と闇とか。
そういうことまで伝えるものであって欲しいんですよね大河ドラマって。清盛なんかはただの正義の人ではなくて、権力を持ってからおかしくなっていく清盛も描いていてすごく深みがあったと思う。
こういう場面は昨年の直虎で、小野政次の最期前後では観れた部分で、あそこは普通にグッと来たけどね。


歴史を扱う以上は、その歴史をないがしろにしないような作品が観たいというのが率直なところ。
今年の細かいところでいうと、奥さんになる糸さんは本当は西郷さんの15歳歳下っていうね。無理やり幼馴染にしなくても良かったんじゃないかなあ、とか……原作小説がどうなってるかは分からないんですけどね。