心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

西郷どん 第2回「立派なお侍」感想

スカパーで録画しながら、義経を観返している昨今。
当時は「ちょっとファンタジー感強すぎねえ?」と言われていた義経も、今観ているとそんなことはなく、むしろちゃんと歴史をしっかり踏まえていて超面白い……と思ってしまうあたり、ここの所の大河ドラマに何か問題があるように思えてくる。

大河手帳2018 西郷どん

大河手帳2018 西郷どん

軍師官兵衛」とか「真田丸」あたりは普通に面白かった一方で、未だにもにゃもにゃした気持ちになる「花燃ゆ」あたりでね、色々思うことはありますけれどもね。西郷どん第2回スタートです。

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年貢徴収係のお仕事やってる西郷くん。こうやって少しずつ少しずつ、大人の世界の現実と闇を知っていくのだろう。
テーマはそれでも曲がらない西郷隆盛という男ってところなんですかね。


金がねえのに家族は増えていく西郷家。
うなぎは結局取れなかったし、城からのお手当は村娘救出に全額渡しちまったよ。
そんな所に出世していく大久保正助。未来の利通さんですね。理系的な感じある。


島津家、これは島津家として考えればお父さんが正しいんだろうけど。
「日本」という意味で考えた時には斉彬が正しいのでしょう。


貧しい農民のリアリティよ。
なんだろうね、こういう厳しい現実のシーンが足りなかった感じなのかな、去年。
自分たちが一生懸命育てている作物を、自分たちが食べられないっていうの本当に悲しい話です。


対比的に大久保正助お祝い祭りは華やかなもんです。つーかあれ以来全然会ってねえのかよ、糸ちゃん……いや糸さん。
あと西郷さんはもっとはっきり赤山さんに訴えた方がよろしいのでは。


うーん、斉彬さんの想いは全然伝わらない。
ここに至っては仕方ないですね。国を守るためにお父さんを排斥するしかない。
薩摩の官僚もクズだらけなのかよこの時代……時代も場所も違うけど、戦国時代の北条家を見習って欲しいぜえ。この辺も斉彬さんが変えてくれると信じているんだろう。


うへえ……。
西郷、首飛ぶぞ。図書さん怖ェって。竜雷太さんは凄い俳優さんだよなあ。コミカルな役もこんな怖い役も出来る。

なんとなくストーリーが読めるからそれこそキツいんだけど、結局上手くいかないっていうのが。

はい。
島津家の官僚たちが不正をしているように、農民もまた隠して田んぼを作り、不正をしていました。
結局検地を行うことは、これもまた農民の暮らしを苦しめることになる。これ助けたいと思っていた農民たちにも少し騙されていた感じがするね。
パッと状態見ると詰みです。


西郷吉之助、魂のお手紙を斉彬に届けに行く。
……あれ?これはなんだ。
つまるところ今は農民を助けられないってことか。

つーか女の子役、スーパー演技上手いな。
娘は助けられず、島津斉彬に手紙も渡せない。
割と絶望回だったよ。でも重みのあるお話で良かったです。

次回「子供は国の宝」。
今の政治家にも伝えたいサブタイトルがここにある。