キリンビールの企業イメージに傷 「飲み会説教」が物議 - ライブドアニュース
なかなか香ばしい感じのネットニュース。というか、元ネタはテレビ番組の様子。
- 作者: 今泉忠明,下間文恵,徳永明子,かわむらふゆみ
- 出版社/メーカー: 高橋書店
- 発売日: 2016/05/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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未だにいるんですねえ。いやはや。これまた残念な生き物と呼べるのかもしれない。
ちなみに精神論と具体性の両輪が揃っている人が一番だと思っているので、全否定する気はありません……が、部下に対してこういうアプローチでマウント取るような人が両輪揃ってるとは思えないわけで。
あと今回のは、テレビとしてこの部分のみ切り取っている可能性があるので……この上司さんが本当にダメな人かは断言できませんがね。
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とりあえずこの上司さんが、精神論だけ振りかざす人だと仮定して話を進める。
そもそも「売上前年比150%を目指すぜ!」に対してのアドバイスが「覚悟が足りん」って、これだけ聞くと本当に使えないアドバイスをくださる上司ですよ。アンタに部下をちゃんと指導する覚悟が足りねえよって。
時々書いているけど、根性みたいなリソースは最後の最後に使うものであって、そんなものに頼らずに成功出来るようなシステムを論理的に組み立てていけるのがベストなわけですよ。
で、そのロジカルに組み立てた戦術を成功させるために使うのが覚悟や根性であって、まっさらな状態の道も分からない人に「覚悟が足りない」って……痛々しい。
あと個人的には飲み会の席でお説教するような人がそもそも怪しいなあと思う。結局仕事時間内にそういう指導も出来ない程度のスペックであることを認めてるようなものだし。
常に仕事のことを考えていこうぜっていう考え方自体が古い感じがする。仕事とプライベートと、しっかりメリハリ付けられる人の方が結果としてどちらもうまくいくように思うんですがねえ。プライベート中に突如仕事に関する閃きが降臨することもあるけど、それは上司にコントロールされて発露するものでもない。というより、プライベートをちゃんとプライベートとして楽しんでいるからこそ生み出せるように感じている。
まあ、あれだ。
覚悟だけで上手くいくなら、もう少し社会はちゃんと回っているんじゃないの?と思う。
正直覚悟程度で上手くいくほど 世の中甘くないと思うし、今回「覚悟が足りない」と言ってた上司さんは当然覚悟が足りていなければ人に言う権利もないと思いますので……。
結局のところ考えることを放棄しているのは上司の方なんじゃないの、とは思った次第です。