心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

想像力のお話

昨今の政治家の皆様のひどい有様をテレビで観ていると、どうも想像力という力が著しく乏しい人が多い気がします。あと相変わらず責任感かな。

もし自分がこういう発言をすると、その後周囲はどういう反応をするのか。

第一に「他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ」の発言がエグい批判を生むと想像出来てないなら、まずそれはそれでとんでもなく想像力がない。

第二にそれは想像出来た上でやったこととしても、「自分が他人から票を頂くこと」によって議員をさせて貰えていることが想像出来ていないことが致命的。
あなたがこき下ろしている他人様のおかげであなたは今議員なんですよ、ということでもう速攻辞めてもらいたいところだけど……ところであの方、議員としてはどういう実績あるの?

社会学的想像力 (ちくま学芸文庫)

社会学的想像力 (ちくま学芸文庫)

正直今話題の人だけじゃないけどね。
防衛大臣とか、あとこれまでに不祥事やらで酷い言い訳して自らボロを出して消えていった数多の人々にも同じことが言えそう。
今の総理大臣とかもね……。

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ロジカルな想像力がないよなあ……。
想像力というより、予想力みたいな言い方の方が正確かもしれない。

今ある情報や状態から、自分がどのようなアクションをとったらその後どうなるかをイメージする力。
身近なところで言っても、この力が足りない人はちょっと関わりたくないなあと思います。自然とその周囲では問題を起こし気味になるし。
先日書いた「元気なだけのバカ」もこの気配が少しする。


感情で楽しく行う想像力だけじゃなくて、事実や論理、周囲の反応などを予想して帰結を想像する力ってのが大切ではなかろうかと思ったわけです。
特に人の上に立つ人。それどころか国を引っ張っていこうって人たちがこれ出来ないでどうするんだろうっていう……。


言葉にしろSNSにしろ、発言する前に一瞬「これを発言したらどうなるだろうか」を考えられないような奴が議員やってんじゃねえぞ程度のことは思う。

ゴリラじゃないんだから、せめて「言いたくなくても言わなきゃいけないこと」と「言わなくてもいいこと」の区別程度はつけて欲しいところです。
サッカーにはさほど興味はないし自分に関係ないとしても、さすがに今回のはイラっとした。
落ち着こう、自分。