1ページ目のアオリに「如何にして侠客立ちは成ったのか……」とか書いてますが、さすがにここまで刃牙シリーズを読んできた人間はほぼ全員知っているよねっていう。
- 作者: 板垣恵介
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2017/04/07
- メディア: コミック
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〜今週のあらすじ〜
花山薫の背中に彫られた「侠客立ち」の歴史と、花山自身がその侠客立ちを完全なものとするために一人で敵の組の事務所に特攻したお話。以上です。
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まさかまさかの全編過去に読んだことのあることのリメイクというか、そういう感じ。
新データといえば大人になった弥吉の姿が確認できたことくらいですか?
詰まるところ「今の画力で過去に描いた花山エピソードを描き直した」だけとも言えるわけで、正直ストーリーが全く進んでいないため満足感がない。
ないが変なことになっていかないという妙な安心感もある。どういう話なのか分かってますから、侠客立ちのルーツに関しては。
矛盾する想いがある
ストーリーの進展なしは物足りないが
ストーリーが変な方向に進まないことで安心している(あくまで今週に関してのみ)
ただ敢えてここで1週分の話数全ページ使って来たあたり、作者としても大事なエピソードなのだろうし、そして何よりこれから始まる宮本武蔵VS花山薫が凄絶なものになる気配を匂わせてもいる。
この感想の書き始めは「なんだよ今週何も進んでねえな」と思っていたが、こうして書き進めるうちに「ここでしっかり侠客立ちについて描いた意味」に想いを馳せてみたり。
頼むぞ〜!
今のところいい感じに盛り上がってはいるぞ〜!
花山さんが勝てるヴィジョンは全く見えませんけどね。