なんというか、頭が悪いことはもはやいいんですよ。そりゃ人間なんだから、要領悪い人とかもいます。一人の人の中でも得意分野と苦手な分野がある。
- 作者: 養老孟司
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/04/10
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その「自分、バカなんで」と認めるところまではいい。
ただそこで思考と行動が停止する奴が本当に嫌いです。もうこれは苦手とかじゃなくて嫌い。
バカだから許されるわけじゃなくて、自分がバカだと思うならそんな自分をどう変えるか、変えられない部分ならどう補うかを考えようぜっていう。
考えても出ないなら本を読んでみたり、人に聞いてみたりしようぜっていう。
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言ってみれば「お客様は神様です」の変化系みたいな気がしている。
「お客様は神様だから何してもいい」の派生系で、「私はバカだから何もできなくてもいい」みたいに開き直ってる人がいる気がする。そんな多くはないとは思うが。
こういうこと考えたりしないでいると、どこにも自分の居場所がなくなっていくんだろうなあと思う。
出来ないからそこで終わりじゃなくて、どうすれば出来るかを考える。それでも出来ないなら、出来る人を見つけて手伝ってもらう。
人間一人で出来ることなんて程度が知れるので、人の力も遠慮なく借りれるように。そういうことが頭が良いというのではなかろうかと思う。
諦めて丸投げするのではなく、希望を持って積極的に協力を仰ぐ。
その辺考えると、やっぱり中学までしか出てなくても頭が切れる人ってのはそういうことでしょうねえ。
要は自分が持っている装備品を臨機応変にフル活用出来るかっていう部分が、賢さなんじゃないかなあとか。頭の使い方とかより、そもそも頭を使うかどうか。普段から使うようにしているから、いざって時にアドリブが効くようになっていく。
「武器や防具は装備しないと意味がないぞ」
はRPGだけでなく、人生でも割と真理か。
自称バカの方、本当にバカなんですかね。私は「俺は頭が悪いから」と言う天才的に切れる人を数人知ってますし。
本当は自分をそう思っている時点で、客観的に見れているからもはや賢い気がするんだけどねえ。
もちろん逃げで「自分バカなんで」を使っていないなら、だけど。