心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

刃牙道 第147話「非日常(ファンタジー)」感想

一応対国家編の一区切りでしょうか。というか、ここまで宮本武蔵という人物の魅力を潰してしまっている現在の状況を考えると、このままいなくなって完全に別の話をはじめてもいいと思う。

というか刃牙道終了してしまってもいいと思う。こんなものより餓狼伝の続きをおかしくならないようにちゃんと描いていただきたい。


〜今週のあらすじ〜
首を刎ねられた鬼の隊長・岩間。その光景はあまりに非日常、ファンタジー。良い月の日には人を斬りたくなると呟くと、武蔵は「別れいッ」と叫ぶ。機動隊たちは道を開け、武蔵は悠々とその間を歩いていく。

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ということで、今週はこれまた特に何も起きておりません。
岩間さんの亡骸を片付けてあげて、という優しい風味の指示を出した直後に「別れいッ」と叫んで道を作り歩いて去る。アオリは「国家、完敗!!」だそうで。


こうまで何も起きないと、それはそれで書くことに困ります。

1つ気になったポイントを挙げると月を見て「人を斬りたくもなるわ……」と呟いた武蔵に対しての機動隊員たちの反応。
「ざわわ……」という、もうどう見てもカイジやアカギで使われるフォントの文字が大きめに踊ってたんですな。「ざわわ」じゃねえわ。これ面白いと思ってやってんだろうか。アカギの終わりが決定したことに対してのご挨拶というか、そういうインスパイアでしょうか。


あと「国家、完敗!!」と書いているけれども、国家サイドは武蔵の命を取ろうというところまでの戦力で挑んでおりません。
対する武蔵側は躊躇いなく命を奪える。
この精神的アドバンテージというか、ストッパーの有無って結構大きいと思うんだな。

国家の完敗ってのは、もう自衛隊とかがヘリとか戦車まで繰り出した上で宮本武蔵1人に敗北することが定義だと思うのです。
範馬勇次郎が1人で、素手で戦場を普通に生き残ってたことと比較すると、今回のエピソードすげえ弱い。

もう以前描いたことを上回れないことの繰り返しをしている武蔵編。これじゃあ……面白いとは思えないですよ……。