読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

心の雑草

「げ」と申します。「旅=人生」というライフスタイルをめざして、心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

刃牙道 第143話「抜くぞ」感想

なんか最悪の形で予想が裏切られた様子……マジで時系列とかちゃんと考えてんのか?

話の内容の進展もストーリーの時間的進展もないという奇跡の回、143話です。
奇跡と言いながら、よく思い出すとちょいちょい刃牙には発生してそうな案件ですけどね。

先週の連載のころと時間が重なり、大塚平兵衛さんが拳銃を抜いて武蔵を脅迫しているシーンから。

「名を訊いていなかったな」
そう平兵衛さんに尋ねる武蔵。
「名を知ろうってのは、俺を斬ろうってことかい?」
とまだ(何故か)余裕の平兵衛さん。
自分は引き金を引くだけ、武蔵はこれから刀を抜いて間合いを詰めないといけないっていう差がこの余裕を産んでいるのでしょうか。
居合いを分かっちゃいねえですな。あれは速度もあるが、武術の動きが見えにくい、初動が掴みにくい動きになっていることが真骨頂だというのに……動きが見えた時にはもう遅いのが武術だぜ。

スポンサーリンク


「異なことを申す」
「相手に短筒を向けている以上、斬られるくらいは当たり前」
相手の命を取るつもりなら、自分も取られても仕方がない。そういう覚悟はあるのかい、と訊いているようにも見えますな。

大塚平兵衛が武蔵に提示した選択肢は2つ。
・刀を地面に置く。
・抜刀し、撃たれる。

武蔵が選択したのは
・抜刀し、斬る。
でした。そりゃそうだよ。
「抜くぞ。見えたら撃て」
「一(ひ)の」
「二(ふ)の」
「三(み)っ」

平兵衛の視界から姿を消す武蔵。
思わず引き金を引いた平兵衛だが、いないんだから当たるわけがありません。

あれかなあ、低い体勢で入ったんですかね。
結果として正面から縦一文字に斬り裂いているわけだし、膝抜きで初動を隠しつつ低空タックルみたいに接近しながら抜刀して、ズドンって感じだったのだろうか。

身体ごと指と拳銃も斬られてます。
「いやぁ〜〜〜」
「さす………」
これを最期の言葉として、平兵衛さんは縦に分かれてしまいました。


ようやく先週の続きへ。
降伏する気も従う気もないよ、と宣言した武蔵に対し、機動隊隊長は圧縮ゴム弾の説明をします。
なんか野球とかで例えてるけど「武蔵には分からねえか」と途中でやめる隊長。
刀を抜く気ビンビン丸の武蔵を確認すると「撃てェェッ!!」と叫んだ。


おそらくゴム弾による弾幕を張るっていう安定行動を取ると思われるが、効くわけねえ。
烈ちゃんが投げた手裏剣を飛んできてる最中に抜刀し斬ることが出来る男ですよ。刃牙読者からすると機動隊100人よりもさすがに烈ちゃん1人の方が強い。
武蔵のタフネス考えると、ゴム弾当たったところで痛いだけくらいで済ませてしまいそうだしな。乱射されたら全部切断とはいかないまでも、自分の移動線上にあるものだけ捌き、斬っていけばいいだけと考えると効果が薄そうな戦略を取ってきた機動隊である。


ところで先週の読後に考えていた「平兵衛さん実は死んでない」説、見事に外れた気配が濃厚となってきました。ここまでその様子を描写しておいて死んでないとは考えにくいしね。
となると、平兵衛さんはいつインタビューを受けたのか。いつ「抜くのはもっとずっと後だ」と言ったのか。

読者にオープンになっている情報から判断する限り平兵衛さんが初めて武蔵の抜刀を見た時がすなわち死の瞬間だから(というか、今週の描写を見ると抜く瞬間すら見れてないけどね)、誰に対して「抜くのはもっとずっと後だ」と言ったんですかっていう話が浮上します。
これは事後報告的な話ではなく、先週・今週の話の前の段階で話していたってことですかね。だとすると……どういうことなんだよ。


とりあえずあの世で烈海王にでも話していたのかしら。
同じように宮本武蔵に斬られた者同士のコミュニティがあの世にあるのかも。吉岡一門とか佐々木小次郎烈海王が談義しているところに現れる大塚平兵衛。
シュールすぎる。