冬になると東龍、みたいな感がある。そういや去年も大晦日直前に食べたのは東龍の「こくみそ」だった。
今回はネギ味噌ラーメン。
「こくみそ」はバイオレンスな量の刻みニンニクが乗ってくるから気が付かずに、その美味しい暴力の海に溺れていただけだった。
しかしこうしてネギ味噌ラーメンを食べて明らかになったことがあります。
東龍の味噌ラーメンは豚骨だ、丸鶏だ、はたまた煮干しだなどというスープのダシで楽しむものではない。
「味噌」が主役なのでありますよ。
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端的に言うとなかなか新しい体験ができます。
もうお味噌汁スレスレのようなスープの具合。一口目のスープは、正直ダシ系の旨味が足りなくて物足りない。
そこを食べ進めていくうちに、野菜やなんやかんやの味が少しずつ乗ってきて途中くらいから「……美味いやんけ」となるようなラーメン。不思議体験。
どう捉えるかで一気に見えかたが変わってくるスープでもあり、タイトルの通り味噌で食わせてくると言うのがニュアンスとしては正しいかも。
かといってしょっぱい訳ではなく、仙台味噌のコクで食べる、みたいな感じで……説明難しいな。
でもやっぱりこくみそが恋しい。
嗚呼、刻みニンニク。分かりやすく美味いんだもの、こいつはよう。