心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

刃牙道 第133話「ありがとう」感想

「守護られちまった」刃牙はじめ格闘者たち。
そう、本部以蔵は宮本武蔵に勝ったのである。

独歩始動で広がる拍手の輪。
「守護られた」ことで産まれた解放・安堵・感謝の甘み。
「先を越された」ことで産まれた焦燥・後悔・嫉妬の苦味。
それが観客たちの心に、同時に飛来する。

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そんな中目を覚ました武蔵。
「負けた」
とはっきり認めました。

「その前に幾度斬られたことか」
本部は本部で自身のダメージを伝える。まあ勝ったと素直に喜べない程度にはやられてるよね。

「あれは知らせ」
そう武蔵は答えた。
「斬るぞ」と伝えることと、「斬る」ことは異なる。つまり武蔵は「斬ってない」らしい。

だとすれば、幾度手心を加えていただいたのか。
本部はそう続ける。
わざわざ防具を付けている箇所を狙っての斬撃。手足首に、帷子を着た右肩。
そうね、本当に斬る気なら首を行きますよね。


千日の修行をもって鍛とし、万日の修行をもって錬となす。
宮本武蔵、未だ稽古中。
「この練習試合の間もずっと」
そう、この本部以蔵との戦いは練習試合だったのである。


「やってみるかい」
「この先を」
本部以蔵、この言葉を放てるほどの守護キャラに成長した。


立ち上がり、近寄った武蔵。
本部の肩に刺さった刀を豪快に抜いた!

ありがとう……
それでもお前は勝っている


さあ、本部以蔵生還しました。
てっきり死んでしまうんだと思ってたんで地味に嬉しいっちゃ嬉しい。
そしてここで考えてしまうのは、烈海王は何故死んだのか?である。あれも武蔵にとっちゃ練習試合みたいなものだったんじゃねえかな?とかね。

この辺は回収しないで、とりあえず新大統領に決まったトランプさんをいっちょイジリそうだな。