心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

刃牙道 第122話「火山」感想

これでピクルVS宮本武蔵が決着だとしたら、なかなか納得出来ないけど……。

斬撃中毒者・宮本武蔵の独白。
「本当は一太刀でいい」
「だけど斬りたいから斬り過ぎてしまう」
「悪い癖だ」

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宮本武蔵が生きた時代、幾度も立ち合うものの、相手は一撃で戦闘不能になってしまう。
その度に思う。
「斬り足りない」
そう思っていた武蔵の前に現れたピクル。

一の太刀。
二の太刀。
三の太刀。四の太刀。五の太刀。六の太刀……。
何処まで斬らせてくれるのか!!
歓喜に震える武蔵。


一方でピクル。
恐竜でもなく、これまでに戦った格闘士とも異なる。
ピクルが武蔵に重ねたもの、それはハチだった。
手にした刀は、さながら毒針。
しかも、すり抜ける。
それはかつてピクルが捕まえようとしても捕まえられなかった、蝶の動きに似る。

ハチの攻撃力に、蝶の回避率。

もう……食べたくない


「食べたくない」じゃねえよピクルさんよ。
これなんなんだこれ。このまま本当に決着だとしたらなんなんだこれ。
完全にピクルは命を落とすと思ってたんですけどねえ……。
結局武蔵を参戦させ、本当の命の取り合いを描き始めるのか!?と思わせておいて、死んだのは烈海王のみ。
こうなると烈海王の死も報われない。

刃牙道では何を描きたいのかがマジで分からないんですな。
やるならやるでちゃんとやる。
やらないなら初めから武蔵に剣を持たせない。
比べるのはあまりよくないけど、今なら喧嘩家業の方がよっぽど「命を落とすほどの闘い」を描いてるし、少年漫画的なアツさならキン肉マンが今凄まじい。

……これ刃牙道、本当に大丈夫か?
一応ジャック戦の時みたいに、追い詰められたピクルがまだ頑張る的な可能性はあるっちゃあるけど。
あと本部以蔵は今何してるんだろうか。守護れや。