- 作者: 板垣恵介
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2015/10/08
- メディア: コミック
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カツオよろしく日本刀で勇次郎を釣り上げた武蔵。
そのまま振り抜くと、さすがの勇次郎も手を離した。
再び相対する二人。
武蔵は刃牙道始まって初の「本身で二刀流」となっていた。
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勇次郎は言う。
「嬉しいぞ」
「出し惜しみを拒むその感性」
そういや烈海王戦では出し惜しみどころか出さないまま斬殺してしまったよね。あれ?烈海王ってそんなに弱かったのか。あるいは勇次郎が強すぎるのか。
勇次郎はその二天一流に構えた武蔵を見て「クス……」と笑ったりしている。
烈海王が引き出せなかった宮本武蔵の全力、それが二天一流なのか。
ところで余談的な話なんですけど、史実では宮本武蔵はあんまり二刀流しなかったみたいな説もあります。
相手は複数人の時に初めて機能する戦闘技術であって、片手で自在に日本刀を扱える筋力の人が両手で一本を扱う場合が制限内。WiMAXみたいな感じで。
整った一対一の仕合ではもっぱら一刀流だったみたいに記憶してます。佐々木小次郎戦も手作りのスーパーロングソード(木製)の一刀流だったでしょ?
どろ……
の擬音とともに、地を這うように勇次郎に迫る武蔵。
一手目は左手の小太刀。その手元を足で抑え防ぐ勇次郎。これアレですね、ストッピングですね。
だけど二刀流なんだぜ。
右手に光る國虎がうなる。縦一文字に振り下ろされた剣を勇次郎回避。
右太ももが浅く斬れている。
さらに自由になった左手で横薙ぎ。勇次郎跳躍して回避。
字で書くと淡白だけど、これ絵で見るとなかなか凄いっすよ。とりあえず読もう。
敵の攻撃は避けたりしないで受け止めて跳ね返すのが勇次郎。
それが宮本武蔵の日本刀の前では逃げる逃げる。
……まあ、日本刀って基本的にガード不能ですからね。
あと敵の攻撃を受け止める戦い方は花山薫だと思う。