心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

花燃ゆ 第41回「いざ、群馬へ」感想

パソコンのバッテリーをリフレッシュ診断したら14時間かかるらしい。レッツ放電ということでそれ眺めながら感想スタート。

結局1話たっぷり使って子供が来て戻っていっただけの前回。これ大河ドラマでやることじゃないだろ……と思ったのは私だけですか?

しかし今週は前原さんのクーデターが始まるぜ。こうしてみると長州藩は内側からいろいろ起こりすぎじゃないっすか?高杉もそうだし明治になったら元奇兵隊のクーデター起きて今回は前原さんのクーデターやで。

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前原さんのところにはなんと義理の息子が!!
オウム真理教事件からも思うんですけど、ちゃんと勉強した人間って一度何かに傾くと盲目になるんですわな。それは吉田松陰ですらそうだった。
なんというか心に遊びがない。
コブラは言ってましたよ。
「真面目にやると失敗するんだ」とね。

ともかく故・吉田松陰に会いに来た前原。風呂に押し込まれます。パーフェクトな暗殺ポイントなんだが。

こう、なんでしょうね。
今年の大河ドラマ吉田松陰をどう描きたいのかがふわついている感じ。
事実としてはテロリストであり、そのアジテイターであってそういう視点で割と見えてるんだけど、セリフからは英雄的なテイストがにじみ出る。どっちだよ。どっちも描きたいとしたら歪すぎるんだよな。

「きっと先生が生きていたら、きっと命がけの……」
ぶっちゃけこいつらは何も進歩してない。吉田松陰を言い訳にして自分の行動を正当化してる感じが拭えない。
そもそも吉田松陰がこうしただろう、ってのが嫌ですよ。ザ・ボスが死んだ後のビッグボスやゼロなんだよね。
こういう対立構造にならないくらい明確に道を示してしまったのが吉田松陰なのかもしれないが……つーか前原さんを抑え込んだのは文さんかよ!


その頃、新政府では……。
もうこっちを丁寧にやりましょう。というかこの時すでに伊藤博文は総理大臣ですか?なんか木戸孝允のほうが圧倒的に偉いんだけど。
富岡製糸場やらなんやらの管轄を仁先生に任せに来た木戸。
木戸って聞くと龍が如く思い出すというね。来いや、木戸ォ!!


急に「群馬行ってくれねえか?」ってのもすごい話だ。奥さんが病でヤバいのも聞いた上でダメ押しするのも、本当に必要としている裏返しですか。
個人的に今年の大河の助演男優賞は高杉の親父。
……そういや姉上死んだら文さんと再婚するんだよな?昼ドラだったら相当ドロドロやで。


「仁先生、あんたはこんなところで燻ってる人間じゃねえんだよ!」
「もっとデカイことする人間なんだよ!」
「だからこの村を出て行くんだよ!!」
いいシーンだなあ……。割とこういうのでグッと来るタイプです。
音楽の使い方が結構良いなあと思うのが今年。


仁先生が本当に望む道は、畑を耕して隠居することなのか。それとも再び政治に戻り、国を変えていくことなのか。
「群馬の県令として、農民たちの為に地に足の着いた政治をすること」
強引にジンテーゼに至った仁先生。ジンテーゼだけに。

仁先生の息子、東京へ。
政治に口出しする前に、もっともっと知ることだと。仁先生が言うと説得力あるなあ。
思い返すと終始この人が丸く収めて来てたからね。人間デウスエクスマキナ状態だったわ。

おや?姉上の様子が……。
仁先生のために文さんも着いてきてくれねえか?という飛躍したお願いが飛んできた。
面倒な姉上だなあ……まあなんとなく死期も感じてるから一生のお願い発動した感じですか。


仁先生の世直し旅みたいだな。一つの村を救ったあとは、群馬県令として一つの県を救うのか。
弟がスーパー優秀。耳が聞こえなくても学べる場所を作るだってよ。
群馬の距離にへぇ〜とか言ってるけど、あんたら吉田松陰が東北とかまで行ってたでしょ。

うーむ。新政府チーム、早く海外に並ぶために急進的すぎるんですな。

銀姫改め毛利安子さんです。
東京でビスケット食ってる。……このシーン何?あとで久米二郎と出会ったりするのかね。


県令・仁先生が誕生。気が付けば髪型もチェンジ。
水戸黄門状態で着任だ。
どうやら群馬の政治はろくに機能してないゴミ政府のようです。

一方姉妹が乗った馬車は早々強盗に襲われたけど、傘を使ったマーシャルアーツで助けてくれた謎の女。


さーて来週は生糸の話のようで。
やっぱりタイミング的に富岡製糸場の話は深めに取り上げそうだ。