心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

花燃ゆ 第39回「新しい日本人」感想

北大路欣也は文さんが作った野菜だけは食えるという特殊な人間となった。

新人類編が今日から始まるのか……。
新しい時代を生きる、新しい日本人。
個人的には少し引っかかるところもあるんですけどね。時代を作ったのはこの言い方だと「古い日本人」なわけで、その辺はどういう。

この前のSPECでは先人類の末裔であった卑弥呼は、こちらでは毛利の大殿様という古き時代を生きた日本人でした。

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卑弥……毛利の大殿様は、仁先生を強引に長州に引っ張ってきたことに少なからず申し訳なさを感じていた様子。さらには文さんにまで気を使……もうこれ遺言じゃないか。

なんで今年の大河は死ぬ瞬間は見せずに「死んだ後」に合わせてナレーションなんだろう。
ともあれ大殿様昇天。

喪が開けた途端に仁先生が隠居を宣言。
「俺にはもう力がない」って、力が弱まったあんたですら他の奴らより相当強いって。


廃藩置県が発動してしまったので、毛利家の皆様は東京へお引っ越しです。
つまり女の聖地・奥御殿は閉鎖です。あんなに現実逃避してたのに姫様あっさり覚悟を決めたのは一体。
「この奥御殿は仕舞いとなるっ……」
ざわ…ざわ…
こうなる可能性があった時点で前もって準備はさせておいたほうが良かったんじゃないの、やっぱり。
一斉に仕事を失うのに対して、奥で得た料理とか裁縫とかスキルが財産なわけか。それはすなわち「生きる力」。奥の外の世界を己の力で生き抜く力だった。
気が付けば文さんはきっちりみんなの心を掴んでいたぜ。松陰のカリスマの血がちょいちょい出るね。


……なんだろう、この歳まで仕え続けてきた婆ちゃんは東京まで連れて行ってもいい気はするけどね。まあ本人が余生を静かに過ごしたいならそれでいいけど。
ところでこの志乃様っていつ関わったっけ?


興丸少年はすっかり文さんっ子です。
でもこいつを新しい日本人に育てきらなくていいのか。
「お前ならもう一人で生きていけるさ」はちょっとズルい言葉だな。これで全員始末できるやんけ。
あれ、日出様は海外に行くのか?最後まで意地がスゲー。


しかし文さんはこんなに引き止められるほどの立場になるとは。姫様も興丸くんも一緒に来いよ!って必死に止める。
やっぱ一般人の感性が良かったんすかね。畑の土いじりとかさ。

「そなたは花のようじゃった!」
来ましたよ「花燃ゆ」です。そろそろ今年の大河もゴールに向かって動いていかないと行けないからね。タイトルっぽい気配も出していかないと。


つーか今週ずっと平和だな。まあ明治になったからいいのか。
うーん開国したら面白いよね確かに。香水にビスケツトと。新しい文化が滝のようにドバッと入ってくるのはこの時代の民衆ならではの楽しさだったのかもしれない。


生き残った文さんの弟クワイエットが戦から帰ってきました。服は着てるけど。
数多の友を喪った心の痛みは、ビスケツトが癒す!!
ビスケツトでも癒し切れないから夕飯でも癒せない。だから仁先生のところで畑いじりながら嫌そう。let's go二条窪。


畑仕事したことないのにおもむろに畑生活するってなんだこれ。脱サラみたい感じか。
ずっと仁先生は日本を変えようってので大変だったしね。家族の時間がようやく……うーむ。
近所付き合いは政治家時代の影響で難しそうです。


義理の息子がイケメン成長を遂げたぜ。
しかしというかやっぱりというか京の都編が始まった。
「本当の子供がいる」ことを知った状態で義理の息子を改めて見ても、どうしても複雑な気持ちだよねえ。


木戸孝允、アメリカへ。
外交って難しい。そして国内の政治だって難しい。


仁先生にとっての畑仕事は罪滅ぼしでもあった。
やべえ……姉ちゃん死ぬ準備始まった。左手の痺れが。ゴルゴ13と同じ病か。


仁先生は必死に守ろうとしたんだもんな、奇兵隊の奴らとかみんなを。
ついにそれが伝わったよ。
「あんたは、わしら百姓や町人のために」
「……わかっとったんです」
これは切ない。
そして二人で積み上げる土嚢。お互いの罪滅ぼしみたいな。


今週なんだったんだ?
仁先生の農村生活が80%くらいで、廃藩置県起きて木戸孝允が政治に苦戦してる程度か。
良いんだけど……まあ良いんだけどさ……。
もうストーリー的に描くこと少なくてみたいな。


「これからは自分のために生きろ!」
という、ソリッド・スネーク的な大殿様の遺言がようやく仁先生に届きました。
まだ嫁さんいるのにやたら支える支える言うから、なんかうっすら浮気してるように見えるのどうやねん。「同志じゃな」じゃないよそうは見えないでしょこれ。


突然やってきた久坂の子供はなんやねん。
「二人の母」って前振りが皆無すぎる。