心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

刃牙道 第69話「300点」感想

烈海王、死亡確認

まあ十中八九死んだだろうと思いつつもはっきりと明言されないことでわずかな可能性が残っていた烈海王の生存は、今週の本部以蔵の発言によって死亡として確立されました。

現状物語としては無駄死にみたいな感じの烈。彼は何を遺したのか……の前に、範馬刃牙VS本部以蔵です。

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「誰を守護るって?」
刃牙はそう聞き返した。

そこには「俺より遥かに弱いおっさんが俺を守護ろうなんてバカなこと言ってんじゃないよ、ホントにねぇ」
が含まれていると本部は感じたようだ。

「ちょっと違うけど……いいやそれで」
正確には誰であろうが俺を守護ることは許さねえ、だそうです。アンタ一回宮本武蔵にほとんど何もさせてもらえずに負けただろ。


本部、刃牙共に宮本武蔵の強さはその目で見ている。
烈海王の死、それ自体は悲しむべきことであるのは間違いようがない。
だが同時にあの烈海王があっさり斬殺されるほどの宮本武蔵の強さをその目で見ることが出来た喜び、それもまた事実。
「武術家なのだよ」
自身の歩む道の一つのゴールとも言える宮本武蔵の実戦を見た。それは紛れもなく武術家・本部以蔵にとって喜ぶべきことだった。

それでも残念なこと。
宮本武蔵の全力を見ていない」
烈海王に圧勝してなお全力ではないと?」

本部の見立てでは、宮本武蔵烈海王の攻撃をわざと受けていた。自身が生きたはるかな未来の戦闘技術、それを命を懸けた闘いの中で少しでも見ておこうという行動だったと。

「だからこそ、わたしには君らを守護る義務がある」
飛躍した本部理論!
そして立ち上がった刃牙!!

範馬刃牙の格闘術は120点。
一方本部以蔵の格闘術は60?70?緩く採点して80点がせいぜい。
しかし本部以蔵は剣も槍も、鎌もジャングルジムも公園だって使える。
「すべて合わせりゃ300点を超える」

「すべて使えばいい」
宮本武蔵に「サムライなんだから刀使ったらいいじゃん」と言えなかったの刃牙、本部以蔵には「すべて使えばいい」と言えちゃうんだな。

そして一方踏み出した刃牙
その目の前が突如煙で包まれた。
煙幕……。
煙が晴れていき、目の前にはすでに本部はいない。
「御明算かな……?」
小刀を手にした本部以蔵は、刃牙の背後からその刃を突きつけていた!!


いや、なんか最近本部さんが絡むと面白い。それが刃牙道。いや本部道だ。
すべてを解禁した本部以蔵は300点オーバーの猛者。
一方刃牙さんは素手が120点だが他の点数が0なので、「すべて使えばいい」と言った時点で負けです。

つーか煙幕張られた時に動かなくなる刃牙さん、そしてその煙幕の中を動いていた本部の動きを見極めようとすらしてない刃牙さん。
今の刃牙さんは60点くらいなのではないかね。