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心の雑草

「げ」と申します。「旅=人生」というライフスタイルをめざして、心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

ブログと禅の相違、或いは自分に対する自分のブログの意味

徒然 考えたこと-仏教・禅 徒然-エッセイ

先日ダイソーで買ってきたスマホの保護シールに張り替えただけで急激に画面が綺麗になってビビっているところですが、改めてブログと仏教、特に禅思想との組み合わせ方について考えてみたい。


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ずっと真逆じゃねえかと思っていたブログと禅。
よく考えたら始まりの地点は意外にも近い……のだけれど、その先が正反対のベクトルになってるっぽい。要はその正反対をどうやって合一化できるかってお話がこのブログの核になるところでして、それがまた難しいんですわな。
アウフヘーベンはもうちょい先かもしれない。

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「点」を起点にする感じは近いかも

ブログでは基本的に「点」を書くことになる。
「〜を食べたこと」とか「〜に行った」とか。
あるいは継続して行っていることー線についての記事であっても、その継続の中で見つかった変化という「点」を書くことがほとんどだと思う。ある種時間を輪切りにして、その一枚を文章に起こしているような感覚。


これは仏教的には結構親和性が高いと思う。それは「過去や未来についての後悔や不安は意味のない苦しみなので、ただ黙して今をちゃんと生きましょう」という考え方があるからだ。

とはいえ「点」を重要視する両者も、重要視している点そのものが異なるよね。
ブログは書いてる時点で既に「過去」をポイント化してるけど、仏教は常に「今」にフォーカスしてる。

違いが現れ始めた。


「記事が増えていく」ブログと「雑念を減らしていく」仏教

ここからどんどん衝突が増えるけど、すぐに目に付く所というとこの部分。
書けば書いたものが残り、今が過去になって層のように厚くなっていくのがブログである。
先の「今を切り取る」のと対比的になってしまうんだけど、残念なことに今書いたことは「未来に」「過去として」残留するということだ。ここに禅的意味を見出せなければ私の心の中はピンボールだ。


変な感じで流行った断捨離は物を減らすことから始まっているけど、その目的は精神の無駄なものを減らしていくことであるわけで、当ブログの「心の雑草」というタイトルはそんなことも意識している。
つまりここに書いたことは「心の雑草」であって、書くことによって外に吐き出して心の中をすっきりさせていきましょうということだ。

そうやって出てきた雑草がデータとして蓄積されることをどう利用するか。読む方は自称日本一早い刃牙道の感想ブログとして楽しんでもらうなり、たまに書くこういう記事で少し波風立ててもらえたりすれば私は満足だが、私にとって私のブログが何の意味を成すのかというのが大切である。
人のために書くのもいいけど、だからといって自分を軽視したら大変なことになるんです。少なくとも私はその程度に心が弱めだから。
弱いから自己啓発本とか読みまくったり仏教学んだりしてるし、居合術の稽古したりブルース・リーの哲学に感銘を受けながら生きているのだ。


「心の雑草

1年くらい前の記事なんかとふとした時に読み返すことがある。今の自分とは全然違うことを考えていたりして面白い。
ブログに残した「過去」を「今」の自分が読む。ここにヒントがあるかもしれない。


その「過去」と「今」の交差をどう使えるか、ということだ。それが少なくとも書いている私自身にとっての「心の雑草」というブログの意味に他ならない。

過去としてみてしまっては逆効果なのだから、今として使うしかないのだ。
なんというか本を読んでるのとさほど変わらないのかもしれない。


今の自分にのみ集中して生きるのならば、もはや過去の自分は別の人間だ。
過去の自分が書いた記事は、違う人が昔書いた思考回路だということになる。

例えば善の研究を読んで「ああ、西田幾多郎純粋経験というものを重要視したのか」と考えながら読むように、「ああ、1年前の自分は随分と危ういポジティヴィティの上に生きていたんだな」というような感じで読む。もちろん読むのは「今」の自分だ。


なんだか当たり前のような場所に着地してしまった気がするが、「過去の自分を他人として見る」のは結構難しいという問題が新たに出てくる。
過去の自分を他人化するには長い時間が必要だ。昔の恥を笑って話せるようになるには時間がかかるのが証明している。

結局は自分自身への執着を捨てていくという断捨離が必要らしい。
次の問題はそっちかな。



それにしてもスマホの画面が綺麗だ。近いうちに新しい機種に変えるけど。

考えない練習 (小学館文庫)

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