心の雑草

「げ」と申します。「旅=人生」というライフスタイルをめざして、心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

全巻揃ってるマンガ(基本的に完結作品のみ)

Q.今までに全巻集めたことのあるマンガは? A.全巻揃えるほど好きな漫画7選をご紹介します - 太陽がまぶしかったから
自分は質問なんて受けちゃいないんですけど、これはマンガとともに成長してきた私としては書いておきたいなあと思いましたので便乗させて頂いて書いてみます。

基本的にまだまだ連載中の漫画が大部分をしめているおかげで意外と「完結していて揃ってる」作品の少なさにビビったんですけど(ゴルゴ13とか終わることがまずないだろうし)、そんな中で見つかった7作品、紹介させていただきやす。

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ジョジョの奇妙な冒険

池田さんのところと被りますけど、これは外せない作品。もちろん7部まで全部揃っており、8部も発売日に新刊買う感じです(一応7部まで完結してるし……そういうことで)。

ジョジョという長編作品の魅力は、一人の主人公で長々と引っ張らないが故に、常に新鮮、新作を読んでいるような気持ちになること。
1部は吸血鬼を巡る王道ゴシック・ホラー。
2部では軽いノリの主人公による「吸血鬼以上の存在」との戦いを描く激しいバトルマンガへ。
3部は母を救うため、日本からエジプトまでの旅を綴ったロードムービー
4部は一転、一つの街を舞台に「日常に潜む恐怖」を高校生達の視点で描く。
5部では舞台はイタリアへ。主人公はギャングで、ギャング同士の戦いの中で「悪の中の正義とは何か」を問いかける。
そして6部ではさらに正義と悪の境界は曖昧になり、「宇宙が一巡する」というSF的世界を通して神とは何か、愛とはなにか、そういった人間の持つ哲学的世界にまで踏み込む。
7部ではそれまでの閉塞的な世界を打ち破るかのように(ジョジョって意外と建物内とか限定状況での戦いが多いんですよね)
、馬による「アメリカ大陸横断レース」を通して主人公の成長を描いている(7部は主人公達の単純な勝利で終わらないのも深みを与えている)。
現在連載中の8部では、今まで荒木先生がほとんど描かなかった「エロス」と、そして先生の真骨頂「サスペンス」が組み合わさってこれまでのジョジョにはない空気を醸し出している。

それぞれの部ごとに全くといっていいほど異なる舞台とメッセージを横軸に、歴代主人公が持つ「ジョースターの血統」そしてそこから滲み出る誇りを縦軸にして、ジョジョという物語は続いている。

以前アメトーークにて
ジョジョ大河ドラマである」
という発言が出ましたが全くその通りでありまして、「真田三代」なんて容易にぶっちぎる壮大さを抱えた作品であります。


月下の棋士

「将棋の一手一手は魂の切り売りだ」
をマジで表現した結果、若い美人棋士が失禁しながら指したり酸素マスク付けたまま対局して詰まされた直後に死んだり、逆に最後の一手を指してA級棋士であるまま死んだりするマンガ。

作者の能條純一先生はやたら濃い画力とストーリー構成のゴリ押し感とのバランスがたまらない方で「その勢いに身を任せて流されていく楽しさ」が魅力ですが、この「月下の棋士」は割とストーリーに伏線があったりして地味に良く出来てます。

宿命のライバルとは祖父の代からの因縁があったり、主人公の父親は実は……みたいなのとかあったりして、勢い一辺倒ではない面白さがあります。キャラは凄まじく濃いけど。
……え?勢いの能條作品が知りたい?
次で紹介しますよ。


ばりごく麺

出ました!能條先生によるまさかの
ラーメンマン
です。

ばりごく麺 1 (ヤングジャンプコミックス)

ばりごく麺 1 (ヤングジャンプコミックス)

ラーメン作りの天才・榊原麺太と出会って潮崎朗馬くんがグイグイラーメンの才能に目覚めていく話。
全4巻とあまり長くないものの、終始やたら濃い。別に濃厚でもない醤油ラーメンでストーリーは終わるのに読後感は天下一品ラーメンでございます。

こちらは能條節MAX。
「私は……私はあなたを殺す!!」(ラーメンマンガです)
とか、土地買収問題を「全てラーメンで解決ってのはどうだ……!?」の一言でねじ込んだりする。

個人的には我が家にあるマンガの中で最高峰の斬れ味を誇っております。


ゆうやみ特攻隊

こいつは昨年問題になった「ハイスコア・ガール」を描いてる方の長編バトルマンガ。昨年完結したばかりの作品です。

そもそもが心霊ものを描いていた作者の才能が開花した作品ではないかと思います。
「霊を物理的に成仏させられる」能力を武器に高校で除霊部みたいなことをしていた花岡さんのもとに、新たに入部してきた主人公・辻翔平。
彼はかつて悪霊に姉を目の前で殺されていて、やがて運命に流されるようにその悪霊を崇める島へと上陸する……。

独特な画が受け付けない人もいそうですが、その絵とバトルシーンの勢いとの相性が抜群に気持ちいい。
ストーリーも王道な「アツい」展開が待っていて、少年マンガ好きには普通にオススメできるマンガです。


ガンスリンガー・ガール

キングオブ鬱マンガの登場です。
画は可愛いくせに鬱マンガです。

事故や事件に巻き込まれて死にかけた少女たちを半サイボーグ化して、記憶も奪い、無垢なる兵器として活用することにした政府。
その機関に所属する少女たちとそのパートナーとなるおっさんとの全体的に終始鬱になるストーリーが続く作品です。

何が鬱って第一世代のメインの女の子たちは実験的に造られたりしているので、普通に生きてても2年くらいで死んじゃうんですよね。加えて人を守るために人為的にリミッター外されてるので当たり前のようにかばって傷付くという。


揃ってるけど読むと確実に沈むのでなかなか読み返せない作品。……オススメできるかっつーと自信ない。


ホーリーランド

バキともまた違う格闘マンガ。
「路上のケンカ」を土台にして、いじめられっ子だった主人公がケンカの中で初めて友情とか存在意義とかを見つけていくお話。……これも地味に鬱要素あるな。

「路上ルール」のフィールドで空手とかボクシングとかキックボクシング、さらには剣道なんかが何をできるのか?というテーマもあるんですが、やっぱり主題は主人公が「ケンカによって初めて生きる意味を得る」ということなんですよね。

彼にはケンカでしか世界とコネクト出来ないという心のモロさや危うさがあって、その辺がストーリー全体に上手く影響しています。

引きこもり少年だったが故に「ケンカが全て」になってしまい暴走したり、強い怒りを覚えると拳を止められなくなったり……。そういうこともまた、周囲の人たちとの交流で乗り越えていくのが絶妙。

最後には「街を守るために」その拳を振るうことになる、素敵な作品です。


あずまんが大王

一家に1セット置いとこう!な常備マンガの金字塔かと思います。究極の平和。

こちらの新装版のほうが追加書き下ろしがあったりして満足度高いです。

女子高生がただ3年間どうでもいいことしながら生活してるのを4コマにした作品。飛び級して入ってきた天才小学生ちよちゃんあたりが程よい新鮮味を与えてます……が、基本的に終始何も起きない。いや、起きるけど。

「ギリギリ間に合ったー」
「珍しいじゃん遅刻しないなんて」
「なんかアラームが5分早くなってたんだよね……これ……タイムマシン開発のヒントじゃないか?」
ガタッ

みたいな緩さが続きます。


ちなみに集めてる最中のやつ

こっちが多くてねえ。
オールラウンダー廻、喧嘩稼業、カイジゴルゴ13軍靴のバルツァー、プラスチック姉さん、日常、坂本ですが?……などなど。

マンガっていいよね!