心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

輪王寺 in the rain

先日あてどもなく彷徨っていた。目的のない散歩というやつだ。晴れてる時にどこか行くのは当たり前なので、たまには雨の日を楽しんでみようかと思った。
わたしは偏頭痛持ちで、天気が悪かったりすると気圧の影響でか結構頭痛にさいなまれることも多いので、この日は珍しく調子がいいのも体感分かったので「いっちょ行きますか」と。

元気があればなんでもできる。
そんな気持ちで家を飛び出したのであった。

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雨はこの季節だと特に寒いし、ずっと傘指していないといけないし、まあ要するにいろいろ不便で面倒なんですけど、それでも好きな天候に入る。
まず音がいい。普段ならイヤフォンを耳に突っ込んで黙々と歩くような道も、雨音があるだけでわたしは楽しくなってくる。
集中する場面では適度な雑音があった方がいいなんて話もある(カフェで勉強するとはかどる理論だ)、こういう時に実感したりする。
ちなみに家で坐禅を組んでるときも雨音があると大変よろしい。


なんとなく北へ。そして西っぽいほうへ。
気が付けば北仙台駅。ここで思いついたのだ。


歩き旅〜輪王寺編〜 - 心の雑草
まだ暑い時期に訪れた輪王寺。そういえば北仙台駅の近くだった。
なんとなく雨の輪王寺は風情があっていい感じなのではないかという予感があった。そしてそれは正解だった。

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雨は傘を指すか指さないか悩ましいくらいに落ち着いていた。
正面の門からのぞき込む参道は、濡れた道と色づいた紅葉とで大変美しいものだった。

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左右交互に坐している仏像を見ながら進む参道。雨のせいもあって人は他にいなかったが、おかげで静謐な空間と時間を堪能できる。
やはり寺社仏閣は人のいないタイミングで参拝するのがいいなあ、とつくづく思う。

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以前訪れたときとほぼ同じ構図で本堂を撮ったのだが、こうも雰囲気が違うと面白い。
「変わらないものなどないですよ」という仏教な教えが体現しているような気がする。
天気も季節も前回とは異なる、だけど同じ場所。


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帰りの参道では改めて仏像を。隣には説明も書かれている。
自分の守護本尊である普賢菩薩様にはじっくり手を合わせて。


このあと回鍋肉定食を食べに行ったのだけれど、それはまた別のお話。