地元の魅力を発見しよう!特別企画「地元発見伝」
いやー、ブログ始めるはるか昔に訪れたことはあったんですけど、今回改めて行ってきたのが伊達政宗の霊廟「瑞鳳殿」である。
現在も本当に伊達政宗が地下に眠っているらしい。
はてなさんの #地元発見伝 にもちょうどいいかな、という感じで。
Googleさんだとここまでしか写真ないんですけど、この先が瑞鳳殿。伊達政宗の霊廟である。地名も霊屋(おたまや)というのは感じ入るところがある。
瑞鳳殿への参道は坂道になっていて、地味にキツい。
参拝者のために無料貸出の杖も用意されているくらいのキツさだ。
この木漏れ日がまた綺麗だったんだよな。
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瑞鳳殿は伊達家代々のお墓が安置されている場所で、二代目の伊達忠宗、三代目の伊達綱宗の廟もある。
海外からの観光客も多く、人気のあるスポットであることはうかがえる。
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まずは瑞鳳殿から。戦争によって一度焼けてしまって、1979年に再建したもの。
神社やお寺もそうなのだが、このアングルから撮るクセみたいなものが付いてしまった。「カド」が好きなんですよ、正面と側面いっしょに見れるでしょ?
側面に注目した一枚。「伊達者」らしい煌びやかな装飾。
すぐ隣に併設された瑞鳳殿史料館では、実際の伊達政宗の遺骨と遺髪の一部が生で見れる。これ政宗ファンはたまらないと思う。本当の意味で生政宗ですから。
伊達政宗はそんなわけで理系な調査も進んでいて、大腿骨の長さから推察された身長は159.4センチ、頭蓋骨から察するに鼻筋はスッと通っていて、当時の人にしては相当現代人よりな顔をしていたらしい。筋骨隆々という感じで、若き日の激闘を思い起こさせる体躯だったようだ。
血液型も分かってます。B型。
自己中だって?血液型占いは実際に統計取った人がいますがまるで当たってないことが判明してるのでどうでもいいけど、B型と言われたら納得してしまうような気もする。
なぜこうして遺骨などが展示できているのかというと、皮肉にも戦争のおかげと言える部分もある。
瑞鳳殿が焼けてしまったあと、再建のための発掘調査の際に直接地下に安置されているものも調査できたから、とも言えそうだ。
戦国時代を生きた人間の遺骨を実際に見ることができる機会なんてなかなかないだろう。しかもそれが伊達政宗ときたもんだ。
二代目の眠る感仙殿、三代目の眠る善応殿。
これらも戦災によって焼失したものを、瑞鳳殿再建の後に順番に再建されていった。
これら建物は2000年代に入ると大改修が行われ、より建てられた当初の姿に近づいているという。
「ほとんど現代の建物じゃねーか」
という声も聞こえてきそうだが、伊達政宗という男にはそんな感じがむしろ似合うと思うのである。
海外の文化や技術を積極的に取り入れようとしておこなった慶長遣欧使節。
古いものや伝統を大切にしながらもそれに縛られず、新しい技術や文化もどんどん取り入れていく伊達者の気質。
そういう雰囲気と、積極的に現代技術で再建され修復されていく自身のお墓に、伊達政宗は
「いいぞ、もっとやれ」
と言いそうな気がしてならない。
自然に囲まれた静かな霊廟。
観光地になっちゃって週末は休まらないかもしれないが、伊達家のみなさん、これからもごゆっくりお休みになってください。
ちなみに脇には瑞鳳寺というお寺があったり
伊達家から厚く信奉された穴蔵稲荷神社がある。
稲荷様は個人的に相性いいような気がしていて、京都の伏見稲荷大社でも凄くパワーを頂いたのでそのお礼も兼ねて手を合わせた。
そんな感じで盛りだくさんの瑞鳳殿周辺。
参道入り口にはカフェなども連ねていて、若い人でも楽しめると思う。
・・・うーん、オムライス食べればよかったか。