心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

「粋」というライフスタイル


ミニマリストっていうのは簡素清貧ってことでいいかな? - ネットの海の渚にて

こちらを読ませてもらって、さらっと触れられていた単語「粋」がひどく気に入ってしまった。

ミニマリストだろうが断捨離だろうがシンプルライフだろうがロハススローライフだろうが、わたしのなかではそこに「粋」がなければ気持ちが悪いというか、「流行ってるから自分も持ち物減らしてみよう」的な始まりでは、はじめから物を持たないことを是として生きてきた人に勝てるわけがない。


そういう結果としてミニマリストだった的な人を「粋」というのかな、なんていうことを考えている。

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断捨離でもなんでも言葉はいいと思うので(それは日本で流行ってる断捨離って厳密な意味で断捨離ではないだろうし)、ミニマリズムでも断捨離でも同じにして考えさせてもらう。


で。
異様なテンションで物を減らして減らして

「はい、自分はミニマリストです!!」

ってのは、なんかカッコ悪いと思うわけです。なーんか違うなあって。


そういう言葉を知らないまま「うーん、やっぱりこれいらねえや、あとこれもいらねぇな」みたいな感じで日常生活をしていくうちに自然と物が減ってって、ある時友人なんかを自分の長屋に呼んで


「おう、いらっしゃい。まあ酒と魚ぐれぇしかねえがゆっくりしてってくんな」
「おや、しかしずいぶん持ち物が少ないじゃねえか。こいつはミニマリストってやつだな」
「へえ、こういうのをミニマリストっていうのかい。こざっぱりして部屋は気持ちがいいが、その呼び名はくすぐってえ」

くらいのことに至って、「ミニマリスト」って言葉の胡散臭さが取れるような感覚がある。


というわけで私たちは「ミニマリスト」という言葉を知ってしまったので手遅れだなあ、的な。