心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

「松たか子目撃情報」 マイベスト

「確かなんだな?この建物にたか子が……いや、松たか子がいるんだな?」
「はい、大佐。信頼できる筋からの情報です。間違いありません」
「しかし、このビルには民間人がいる。巻き添えによる犠牲者が……」
「大佐!これを逃したらもう次はありません。奴を捕らえる最後のチャンスなんです!
「むう……」
大佐と呼ばれた男……松本幸四郎は、そう言ったきり黙り込んでしまった。
部下たちは、一人考え込む大佐をじっと見つめた。
流れる沈黙……。
固唾を飲んで指揮官の次の台詞を待つ部下たちを尻目に、幸四郎は机の引き出しにしまってあったバンテリンを取り出し、肩と腰に塗り始めた。
司令部内は、鼻を突くバンテリンの刺激臭で充満していく。
いつもより入念にバンテリンを塗りたくっていた幸四郎は、ため息混じりにつぶやいた。
「肩と腰の痛み、それとお尋ね者の娘……辛いですよね」
誰に向けたわけでもないその独り言は、実の娘に対する愛情と、指揮官としての責務との間に板挟みになった一人の男の偽らざる本音だったのかもしれない。
バンテリンのキャップを固く閉じると、大佐はしっかりと前を見据えて言った。
「よし……実行しよう」
意を決した指揮官の言葉に色めき立つ部下たちを軽く右手を上げて制し、大佐・松本幸四郎は言った。
「民間人の犠牲を最小限に抑えるため、作戦は深夜25時ちょうどに着手。制圧するのはTBSビッグハットビルの8階及び9階フロア。ターゲットは松たか子のみ……生死は問わない」
決然と指示を飛ばす男の顔には、父親としての苦悩の影は少しも感じられなかった……。


次回は「松たか子戦闘情報 激闘の果てに」をお送りする予定です。

RNマルコメしんじ


開幕から長い奴を紹介させてもらいましたが、こちらはかつて放送されていたラジオ番組「ケンドーコバヤシのテメオコ」のコーナー「松たか子目撃情報」に投稿された作品です。


目撃情報 - YouTube

ケンドーコバヤシのテメオコ」というラジオは、ケンドーコバヤシ自身がリスナーを「サイコウォーリアー」だとか「サイコリスナー」などと言ってしまうほどの狂気に溢れた投稿がガンガン送られてくるすげ~ラジオだったんですが、これがまた凄まじいんですね。

この「松たか子目撃情報」というコーナーも

松たか子目撃情報というコーナーがあったら絶対聞くよ!」と友人が言っていました。

という投稿があった次の週から「松たか子目撃情報」のコーナー宛に大量の投稿がなされるというサイコウォーリアーたちの悪ふざけによって始まったコーナーで、しかも終盤には松たか子ではなく父親である松本幸四郎さんイジリへとウエイトが傾いていくというカオスっぷり。

そんな「松たか子目撃情報」、テメオコの中でもかなり好きなコーナーで思わず紹介してみようと思った次第です。

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以前、地下の強制労働施設で働かされていた時、松たか子さんを目撃しました。
彼女は地下労働施設に送り込まれて間がないらしく、そこで初任給をもらっていました。
はじめは緊張していたらしく頑なに給与を使わずにいたんですが、班長にうながされビールと焼き鳥とポテトチップスを買い、涙を流しながら晩酌を楽しんでおられました。
しかし、しばらくするとなぜかすごく後悔したかのようにうなだれ、「愚行っ……!このままでは届かない……圧倒的にっ……!!」などとつぶやいていました。

RN 怪人モモゲター

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松たか子さん目撃しました。
どうやら親子喧嘩をしている様子でしたが、松さんは急に何かを悟ったかのように顔が青ざめ、逃げ出してしまいました。

すると、松本幸四郎さんが突然「ザ・ワールド!」と叫び、次の瞬間店から盗んだと思われる大量のバンテリンが松さんの肩と腰に張り付いていました。

倒れた松さんに松本幸四郎さんが近付いたとき、背後から突然「くたばりやがれ!」と今度は松坂大輔選手がおそいかかってきましたが、難なく跳ね返されていました。

3人の間に何があったか分かりませんが、僕は怖くなってその場を去りました。


RN すっぴん泥棒

マンガ系のネタも多いのが「ケンドーコバヤシのテメオコ」。
他には北斗の拳ネタが結構多い気がする。

松たか子さんと松本幸四郎さんの戦争が、もう最後の時を迎えようとしていました。
わたしは父の言い伝えで松たか子さんの軍に身を置いていました。
松たか子さんが「オレンジよ、お前にだけ本音を言うが、わたしは父を倒すのが辛い。だが、人類全体がバンテリンを使わなければならない世界はごめんだ」
わたしは知らない間に涙を流していました。
そして松たか子さんが「最終作戦だ。肩と腰クラッシャー、始動」と言い、全軍幸四郎軍に攻めて行きました。

RN オレンジ

テメオコは妙に長い投稿が多いです。
もはや短編小説投稿状態だったりするときも。

遭難をしてしまった松本幸四郎さんが、バンテリンを空に打ち上げ助けを求めていました。

RN あなたの肉野菜

コーナーも回数が進んでくると、もはや松たか子さんではなく父親である松本幸四郎さんイジリがメインになっていきます。
松たか子さん見ました」と前置きしておきながら松本幸四郎さんのお話だけのパターンや、ハナから「松本幸四郎さん見ました」で送ってくるリスナーも。

もう松本幸四郎バンテリンだけで成り立つコーナーかと思いきや、終盤に新しいワードが登場。

松たか子さん見ました。
松さんは森で冬眠の準備のために、ハチミツやどんぐりを集めていました。
そこに冬眠を忘れたラマンチャが……。
たか子が集めたどんぐりの中に、そっとバンテリンを忍ばせていました。
これがラ・マンチャの冬支度。

RN ミスターインポータント

ラ・マンチャ
完全に松本幸四郎さんをイジるコーナーになっていったのがよくわかります。


テメオコは他にもすさまじいコーナー満載で面白いです。