本日は旅のもう一つの目的、熊野古道を実際に歩いてみる企画。
9時過ぎ頃の電車に乗り、現場に着いたのは12時前。
フツーに道路の脇に入口が。
馬越峠(まごせとうげ)である。
こんな感じで、テレビや雑誌で見た光景が目の前に広がる。うへー、たまんねえ。
……と思えるのは本当に数分で、やっぱり峠ですから過酷な道なんです。
写真では伝わりにくいんだけど、普通に登り坂が続く。
ここがかなりエグかった。日光直撃は気持ちがいいんだけど、急な勾配と組み合わさると峠越えようとしている人には鬼プレイ。
ここが峠の最高地点。昔はここに茶屋があったらしい。
ちょっと豆知識。
なぜに石が敷き詰められてるかっていう話。
このあたりは極めて雨が多く(馬越峠の向こう側・尾鷲市は日本一降雨量が多い)、石畳は雨で地面がドロドロになるのを防ぐ効果があるとか。
確かに降雨量が多いおかげなのか、所々石は苔むしていて風情があるぜ。
実は所々にこういった標識みたいなものがあって、登りは本当に気持ちをへし折ってくる(やっと1進んだわ……的な)のだが、下りはどこか名残惜しい。
なんだか下りのほうが気持ちがいい。尾鷲市から登る方がいいのかな。
陽の差し込む石畳と、それを照らし出す太陽の光。
途中の東屋からは尾鷲の街が一望でき、海も見える。パッと視界が開けるのは本当に爽やか。
不動滝という小さな滝。私、滝が大好きなのでたまりませんね。
降りて行くと尾鷲の街にたどり着く。
ここでも意外と色々ありましたので、続く……。