前にも同じような記事書いた気がするんですけど、こうやってブログ書いたりしてる時には作業用BGMというやつにお世話になることが多々。実際今お世話になっているし。
個人的に「作業用」として活用する音楽には条件があって
「曲そのものにテンションを明確にするコンセプトがあるもの」
「言語問わず声の入っていないこと」
の二つがある。
書きたい記事、やりたいことに合わせたテンションに持っていくようなはっきりした音楽性のあるヴィジョン。
そして声が入っているとその言葉に意識が向いてしまう癖があるので、最低でも梶浦サウンドのような「意味の持たない言語」やコーラスだけのBGM、できれば声なしの楽曲。
こうなるとベストはやはりゲームミュージックなのである。
ゲームミュージックは本編内の場面に合わせた楽曲だから、それぞれの音楽に明確な温度があるから作業用として使いやすいんですよね、はい。
というわけでもはや俺得でしかない、作業用ゲームミュージック10選参ります。
Pandora
(psp版 女神異聞録ペルソナ)
GalliaCrusader Picks #6 - Persona PSP - Pandora The Last Battle - YouTube
psp版リメイクの「ペルソナ」ラストバトルBGM。
アトラス楽曲らしい、勇ましくて切ないメロディラインを激しいギターと物悲しいピアノが絡み合う名曲。
「ペルソナ」シリーズといえば音楽にも極めて高い評価があるのだが、そのほとんどがヴォーカル曲。「ゲーム音楽を超えてる」なんて言われたりするが、それ故に作業用としてはBGMではなく歌として聴いてしまうという罠が潜む。
その間に介在しうるのがこの「Pandora」。
音楽のクオリティはヴォーカル曲並でありながら、明確に「ラストバトル感」を押し出したオフヴォーカル。
テンションを高めたい時には最近必須楽曲である。
Persona ペルソナ PSP 特典CD『ペルソナ オリジナルサウンドトラックCD』【特典のみ】
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バトルテーマⅠ
(PS2 アンリミテッド・サガ)
アンリミテッドサガ バトルテーマ I (2 Loop) - "SAGA Unlimited - Battle theme I" - YouTube
ゲームそのものはその説明不足感と高い難易度で酷評され、発売から一週間後にはワゴンカート入りを果たしたという「アンリミテッド・サガ」より、通常戦闘曲。
モンスターと戦っているときの楽曲とは思えないような綺麗な曲。かつてヴァイオリンがメインパートを担当するバトル曲があっただろうか。
それでもテンションは高まるような構成になっているのが非常にたまらない。上の「Pandora」よりも優雅にテンションを高めたいときはこれ。
・・・いや、アンサガ自体も超面白かったんですよ?しばらく我慢してプレイしていると、ある時いろんなことが分かってきて劇的に面白いゲームになるという不思議な体験をしたゲーム。
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,柏原美緒
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彷徨
(PS ワイルドアームズ セカンドイグニッション)
http://youtu.be/uH5kDrkfM5c
YouTube
一人旅用楽曲。
「口笛と荒野のRPG」ワイルドアームズシリーズ2作目より、フィールドBGMである。
私がはじめて「ゲーム音楽ってスゲー」と思った曲は確かこの曲。
街を出た瞬間、広大で荒れ果てた大地とともに流れ出すこの曲。
はじめてゲームしているときにコントローラを置いて音楽を聴いた瞬間だった。
口笛が奏でるメロディは切なく、過酷で孤独な旅を彷彿とさせながらも希望が光る、そんな曲。
むしろ辛いことがあったときなんかに聴きたくなったりするかも。
ワイルドアームズ セカンドイグニッション ― オリジナル・サウンドトラック
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時の回廊
(SFC クロノ・トリガー)
ここに至って思い出しましたね、以前もこの曲についてなんか書いているということを。
ともかく登場のキングオブ作業用BGM、名作RPG「クロノ・トリガー」より「時の回廊」である。
ゲーム内で流れる場面は、時空を超える冒険を繰り広げる主人公たちがたどり着いた1万年前に栄えたという空中に浮かぶ伝説の魔法都市・ジール王国。
どこか民族音楽的でありながら、「空中に浮かぶ魔法で栄えた王国」という幻想的浮遊感が心に沁みる。
オールラウンドな場面に対応するすげえ曲。
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,光田康典,植松伸夫
- 出版社/メーカー: プライエイド
- 発売日: 1995/03/25
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風が呼ぶ、蒼穹のシェバト
(PS ゼノギアス)
Xenogears - Shevat the Wind is Calling - YouTube
「浮遊感」。
そこに関して言えば、この曲こそ至高の逸品である。
静かに始まり、笛の伸びやかな音色とともに盛り上がると、空でも飛びたくなるようなそんな曲。
天空の城ラピュタで流れていても、個人的には全く違和感ないですよね、はい。
ちなみにこの曲、作曲者は「時の回廊」も作った光田康典さん。こういう曲作らせたら右に出るものなしってところでしょうか。
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,ジョアンヌ・ホッグ,グレート・ボイセス・オブ・ブルガリア,光田康典
- 出版社/メーカー: ソニーレコード
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追憶の丘
Atelier Ayesha OST - 1.4 追憶の丘 - YouTube
なんか切ない気持ちの時に・・・そんな楽曲。
アトリエシリーズっつうと若い女の子が主人公で、いろんな人たちと交流しながら一流の錬金術士を目指すという恐ろしく平和なRPGなのだが、そんな中にも非常によろしい楽曲が潜む。たとえばこの曲だ。
滅びゆく世界の辺境でひっそり錬金術をしている少女、アーシャの自宅のBGMであるこちら。
そんな世界観を一発で分からせてくれる素敵曲。
ちょっと自分に浸りたいときなどにどうぞ。
アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~オリジナルサウンドトラック [Soundtrack]
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風のフォルトーネ
(PS2&PSP ユーディーのアトリエ グラムナートの錬金術士)
アトリエシリーズ紹介したらこっちも出さざるを得ない。一人旅用楽曲その2。
これまた切ない曲調なんだけど、聴いてると一人旅に出たくなりますよね。なりませんか?私はなります。
あまりになるので日常生活では封印気味。休日にあてもなく散歩に出かけたりする時のお供となるのがこの曲。
みなさんも危ないので、週の真ん中あたりで急に聴かないようにしよう。
ユーディーのアトリエ~グラムナートの錬金術士~囚われの守人 オリジナルサウンドトラック
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冥球島編 試合BGM
(PS 実況パワフルプロ野球99)
http://youtu.be/0gOhF91F6DY
YouTube
このタイミングでまたアツいBGMを一つ。正式な名前は分からないんですが、パワプロ99でプレイヤーを熱狂させたサクセスモード「冥球島編」での試合のBGM。ちなみにずっと「めいきゅうじま」だと思ってたいたんだけど「めいきゅうとう」が正しいらしい。
このモード、完全にモチーフは「魁!男塾」の天挑五輪大武會なんだよねえ。その舞台となるのは「冥凰島」だし。
この冥凰島で行われるトーナメントは勝ち抜き戦で、倒した相手は男塾の仲間になっていく。もう完全に男塾の野球版ですわ、冥球島編。
というわけでテンションを上げたいとき以外にも、男塾を読んでいるときにも強くお勧めします。
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,ASACO,黒光健悟
- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
- 発売日: 2004/01/07
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イニシエノウタ
『07 - イニシエノウタ - デボル』NieR Replicant&Gestalt OST - YouTube
今回紹介する中で唯一のヴォーカル入り楽曲。それでもなお作業用になるような中毒性の高さがここにある。
造語歌詞であり意味を持たない歌詞と、シンプルなギター一本の伴奏に綺麗な声が乗る。普通に2~3時間聴いていられるよねこれ。
ゲーム自体も物語性が非常に高く、そこいらの小説や映画を読んだり観たりするくらいならだまってニーアやれよ!という感じのたいへん素晴らしい作品でした。
音楽全般のクオリティがすさまじく高くサントラは迷わず購入。だけど聴き入っちゃうので作業時に聴けないジレンマ。
ニーアゲシュタルト&レプリカント オリジナル・サウンドトラック
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Tears Of The Dragon
(フジテレビ系 医龍3)
Sawano Hiroyuki - Tears Of The Dragon - YouTube
すいませんウソをつきました。
この曲もヴォーカル入りだし、そしてもはやゲームではありません。
ドラマ「医龍3」よりメインテーマ「Tears Of The Dragon」である。
もうねえ、本当にこの曲好きで。一番盛り上がったところで流れるのが追い打ちをかけるというか。
医龍シリーズは職場の先輩に借りて観始めたらものすごくハマってしまい、たまに医龍用語で会話をする始末。
音楽もなんというか、映画やドラマというよりはもう少し主張の強い使われ方、つまりゲーム的な使われ方をしているように感じていて、そんな無理矢理な正当化を持って10個目にこの曲を持ってきてみた。
- アーティスト: AI,関山藍果
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- 発売日: 2010/12/08
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というわけでもはや自分の好み全開で選んでみましたけど、新旧問わずというのをテーマにチョイスしてみたので「懐かしいわー」とか「こんないい曲あるんやね」とか聴いて楽しんでみてください。
むしろ普段ゲームとかしない人にこそ聴いてみて欲しいですけどね!!