第14回 「引き裂かれる姉妹」
今年の大河は本願寺の門徒や戦国の女や、「弱き者」にスポットライトを当てているシーンが多いのが個人的には良い。
宇喜多直家はほんと好きですわ。
何考えてるか分からんし、分かっててもまず思考回路が狂気に満ちているというか。
宇喜多・上月連合軍との野戦。
半兵衛が用意した援軍は山中鹿之介!!
こんなおっちゃんとは。
いろんなメディアのイメージ的にイケメンだと思ってたからね。
「願わくは、我に七難八苦を与え給え」
官兵衛と山中鹿之介の語らいか。
面白い御仁ですね、鹿之介殿。
「自らのしくじりをつぶさに省みるは、なかなか出来ぬこと」
戦国の先人達からいろんなことを学んで、軍師官兵衛は完成していくのだな。
これは宇喜多直家裏切るなこれ。
確か裏切るよね。歴史的には。
「生きろ!!それが生き残った者の務め!!」
これだけ聞くと酷な話だ。
そしてこれは荒木村重に裏切りフラグが順調に立ってきてますね。
「宇喜多直家は裏切るな」ではない。
「すでに裏切っていた」のか、毛利も織田も出し抜いて……。
この真っ黒さ、リアリズム、たまらん。
「生き残った者が勝ち……そうであろう?」
信長様がマント!
そういや信長によって茶器の価値って跳ね上がった時代だったと思うのよ。
松寿丸が本質突きますね。
そして出家する姉ちゃん。
まあ、出家しますよねえ。この時代は出家しますよねえ…。
次回は「播磨分断」。
楽しみである。