心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

「軍師官兵衛」第11回感想

f:id:hiza10ji:20140317122517j:plain


海戦にて毛利に圧倒的敗北を喫した織田軍。
織田側についていた播磨の大名たちの離反を防ぐためにも、羽柴秀吉の播磨出兵を心待ちにする官兵衛だったが……。


第11回 「命がけの宴」


今回はもはや半分くらい秀吉の大河ドラマだった。


信長の命令で上杉攻略に駆り出された秀吉は、播磨に兵を出せないことを官兵衛に伝える。
その時の使者、竹中半兵衛は「宇喜多直家を調略せよ」とアドバイス。

宇喜多直家 - Wikipedia

宇喜多直家っていうと個人的にはかなり好きな大名の一人でして、戦国時代のトリックスター
裏切り、暗殺は当たり前。自分の成り上がりのために平気で主君を殺そうとする凄まじい男。北斗の拳でいうところのユダです。


個人的なイメージでは、もっと感情起伏の少ない冷徹なキャラクターだったんだけど、今回の大河のような「豪快に笑いながら普通に毒を盛る」という造形は狂気があって素敵。


結局宇喜多直家調略はできなかった官兵衛。

そんな時秀吉は、柴田勝家との「戦の方向性の違い」を発端にブチ切れて勝手に北国から兵を引き上げてしまう。
信長の命令に背いたことで切腹を辞さない覚悟の秀吉。

竹中半兵衛の機転で大宴会を行うことで謀反の意志がないことを証明しよう、ということで「命がけの宴」が開催される。


ここで秀吉と官兵衛の信頼関係がより強固に!
そして信長も秀吉を許し、その上に「播磨に行け」とのお達し。


完璧なリカバリーで、秀吉と官兵衛が播磨で暴れまくる用意は整った!!



ということで今回は羽柴秀吉宇喜多直家が濃いめの回だった。

相変わらず信長がカッコいいですねえ。

「……次にバカ騒ぎする時は、わしも呼べ」
惚れるぜ。