心の雑草

「げ」と申します。「旅=人生」というライフスタイルをめざして、心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

「空の境界 終末録音」 感想

おはようございます。一歩です。

先日観に行った映画「空の境界 未来福音」ですが、なんと嬉しいことに観に行った人へ原作者からステキなプレゼントがありました。


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この映画公開のために書き下ろされた「終末録音」であります!
非売品です(今のところ)。うーん、こういう特別感っていいよね。


ということで、この「終末録音」についていろいろ書いてみようと思います。
「これから手に入れるんだ!」って方は素直にまわれ右。

さて、この「終末録音」は、「空の境界」シリーズに登場してきた女性5人「両儀式」「黒桐鮮花」「瀬尾静音」「浅上藤乃」「黄路美沙夜」が主人公のオムニバス短編集といった作品。
ぶっちゃけファンブックみたいな感じです。本編とはほとんど関係ない作品群ですね。



まあ、だから面白くないってことはなく、それどころか十分に楽しませて頂きました。
タイトル通り、テーマは「終末」。

5人がゾンビだらけになった学園を舞台に、それぞれの能力を使って戦う物語。
密室となった館で起こった殺人事件を発端に、お互いを疑心暗鬼に陥っていく物語。
平和に仲良く過ごしていたみんなは実は仮想生命であり、スイッチを切るように消される物語。

最後はすべてデッドエンド、「終末」です。



最終章でネタばらし。
実は橙子さんの所持品である特殊な映写機に飲まれた式を除く4人の作りだした世界が繰り返されていたというオチなんですが、その辺も含めて奈須きのこ氏はギミックが上手いなあと思ったり。

ことごとく最後に生き残るのが両儀式だったりして、それぞれの内面世界をよく表しています。両儀式「天敵」ですからね。


「ええ、よくてよ」
「はい、よくてよ」
「なんか既視感ありますわね貴女たち!?」
でクスッと笑ったり。

まず表紙に黄路先輩いないのに、中身では「みんな大好き黄路先輩」とかいってだいぶ活躍なさっております。
完全にネタキャラにされてますが、その辺のお遊びも楽しく読ませていただきました。

なんというか、それぞれの人物像を上手くデフォルメして面白くしている感じで、その具合も絶妙。
空の境界」世界を壊さないギリギリがすごく面白かった1冊です。



原作追っかけてきた人へのサービス的な1冊かと思います。手に入る人は今すぐ映画館行こうぜ!