心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

酒田ひとり旅番外編 「満月のワンタンメン」

酒田ひとり旅中、お土産を無事に購入した私。

その足で向かうのは、昨日お店がお休みで食べられなかった、酒田ラーメンの名店中の名店。

「満月」の看板メニュー「ワンタンメン」の感想です。

すごい混むとの情報もあったので、11時の開店に合わせて突入出来るように移動を開始。


着いたのは11:03。なのに席は半分ほど埋まっています。
開店から3分でこの混み具合……恐るべし。



酒田ラーメン「満月」は、創業50年を迎えた老舗。今は2代目が暖簾を守っています。
伝統を守りつつも、新しい風を吹き込んでいる2代目。今年麺とワンタンの生地を改良したそうです。こういうたゆまぬ努力・変化は、昔からのファンも楽しめるよね。守るだけじゃあ、つまらない。


というわけでこちらが、数ある「月」の字がつく酒田のラーメン屋の元である「満月」の一杯。もはや酒田ラーメンの歴史そのものではないでしょうか。

ワンタンメン 700円

優しくも少しだけ濃いめの醤油スープに、しっかりしたチャーシュー、メンマ、ネギ、そしてワンタンが5つも入っています。これで700円は安い。

まずはスープから。スープ自体が美味しいですよね。
最近よくある、インパクトやコンセプトに任せたスープではありません。
昔からの中華そば的なスープを、変なてらいもなくただ丁寧に丁寧に作り上げたような。落ち着く味、ほっとする味。麺との相性も良いですね。

そして肝心のワンタン。これは度胆抜かれました。
こんな美味いワンタン食ったことねえ。
もう一度言います。
こんな美味いワンタン食ったことね
え……!!

箸でつまんで持ち上げようもんなら、確実に千切れてしまうほど薄くて柔らかい生地。
レンゲに乗せて食べれば、一緒にすくった「少しだけ濃いめ」のスープとの一体化が凄い。
ざわ…ざわ…

なんというか、ワンタンの具の旨味、肉と脂の美味しさで食べさせるワンタンならいくらでもあるでしょう。
ワンタンの生地そのものがとんでもない喉越し。具は当然ながら、この「生地が美味い」ってのはカルチャーショックです。
ワンタンのことを今まで軽視していたよ。ごめんなさい。



次の予定もあったので急ぎ足で食べる形になったものの、本当に美味しかったです。店員のおばちゃんも感じが良くて、いいお店でした。


ということで旅は続きます。
次は「本間美術館」だ。