心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

海の香りがしない港町「酒田」ひとり旅 その4

早く寝るはずがこの記事書いたり「艦これ」してたら、いつも通りに寝てしまって朝。

のそのそと顔を洗うと、まずは朝ごはんです。

自分はいわゆる「旅館の朝ごはん」が大好きなんですねー。栄養バランスも整ってる気がするし、何故か量もたっぷりあるのに食べ切れてしまう。
強めの塩で焼かれた鮭、ほんのり甘い玉子焼き、切り昆布の煮物。
捻り技できたのは納豆の粕和え。これが美味かった。ご飯に合いますよ。
そして山菜「ミズコブ」のおひたし。「ミズ」「赤ミズ」は食べたことあったんですが、「こぶのついたミズ」は初めて。味にクセはなくほんのり粘りがありました。これもかなり好みの味。
地味に漬け物の茄子がデッカいのが嬉しいですね。
食後にのデザートに梨も頂いて大満足。


この時一緒に朝ご飯を頂いていた老夫婦さんと、梨を食べながら談笑。背のでっかいおじいさんと、背の小さい可愛いおばあさん。素敵なカップルです。
旦那さんがかなり面白い方でお話が絶えません。どうやら北海道から南下しながら旅行しているとか。そしてこの酒田市で今回の旅行はフィニッシュだそうです。
話によるとこの「最上屋旅館」は知っている方には有名な所らしく、その歴史ある建物自体を目当てに宿泊する人は多いみたいで、この夫婦もその様子。本に載ってる有名なお部屋に宿泊されているということで、ご婦人が「良かったら見にきませんか」なんて言うものだから、見させて頂くことに。
角部屋で2部屋に別れており、なんとその部屋同士は茶室のにじり口のような低ーい通り抜けで繋がってます。なんという独特!……と思ったら、昨日見た「本間家旧本邸」の当主書斎もこんなんだったなぁとか思いまして、歴史と文化に触れた瞬間。

チェックアウト時間も被り、お互いに行く場所や帰りの電車の話になったりして。なんと帰りの電車も同じらしい!運命ってやつですね。
「また会えたら!」そんな気持ちで挨拶し、自分の方が一足先に宿を出ます。


歴史と文化、そして素敵な出会いを与えてくれた「最上屋旅館」さんに別れを告げ、2日目出発です。

つづく。