心の雑草

「げ」と申します。「旅=人生」というライフスタイルをめざして、心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

「選挙2」 感想

想田和弘監督のドキュメンタリー映画「選挙2」を観てきました。
ちゃんとドキュメンタリー観たのは初めてです。笑いもありながらすごく考えさせられました。
見終わった直後の感想は、「選挙行かなきゃ」。早速観た後行ってきましたよ、監督!


「選挙2」は、川崎市議会議員選挙に立候補した山内和彦さん(山さん)の選挙活動に密着したドキュメンタリー。2011年4月の選挙の様子だそうです。
前回の選挙(映画「選挙」)は自民党の推薦で当選した山さんでしたが、今回は「独立型完全無所属」を肩書きに、選挙カーなし、街頭演説は直前の1度だけ。選挙運動はポスターや選挙ハガキなどのペーパーのみという、かなり特殊な選挙運動で戦っています。

序盤で会話中にさらっと言われた、「選挙に行かない人たちが悪い政治家を当選させている」といった旨の話の引用。この言葉がずっと引っかかってたまらなかった。

他の候補者の様子も映されていました。
友好的な方もいれば、はっきり「撮るな」という候補者もいたり。なんというか、人間性出るなあーと。これがドキュメンタリーですか。
別に後ろめたいものがなければ映されてもいいと思うんですけどね。それどころか自分の宣伝にもなるわけで。
想田監督も食い下がらないで撮り続けようとするから、ピリピリした空気になってて怖かったです。でも正直、あんな候補者に自分なら入れないなーと思った。


かと思えば山さんのお子さん、悠喜くんに癒されます。
選挙運動の合間合間に、山さん一家の団らんシーンも入ったり。山さんの誕生日に悠喜くんが歌った「ハッピーバースデー」は忘れられない。映画観てたみんなで笑ってました。


他の候補者さんの駅前での選挙運動なんかを撮ってるシーン。ある意味ここが一番怖かった。
選挙運動中の候補者の前を見向きもせず、機械のように改札を通り抜けていく人、人、人。生きてて何も楽しそうじゃない。
日本人が選挙に無関心すぎてゾッとした。そしてなにより、自分があの中の一人だってことに気付いて恐ろしくなりました。


山さんの演説。
「私に入れてくれとは言いません。選挙に行ってください」
こういうことが言える政治家が増えたら、日本は変わるんじゃないだろうか。自分のためではなくてみんなのため、国のためを考えている。
しかしラストシーン、切なかったなあ。


「投票しない有権者が、悪い政治家を当選させている」。
この言葉の重さが分かった気がします。