心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

「人を動かす文章術」感想

最近はこういったことを勉強中……。

齋藤孝著「誰も教えてくれない人を動かす文章術」。今日はこちらを紹介してみようと思う。

文章の基本から入って、対ビジネス編、対学生編、そしてメールでの文章にも触れ、応用編と進んで行く汎用性の高い一冊。

すべてにおいて言えるのは、やはり「感情」に引っかかる文章にすること。ビジネス書類でも卒論ですら、ここは重要。上手く使えば読者にフォーカスさせる部分をコントロールできそう。


個人的には学生編だけでも十分買う価値あり。ビジネスにも間違いなく使える。
学生編は読書感想文から始まり、論文、就活まで踏み込む。この本読んでからだと相当変わるだろう。
読書感想文で得たスキルは論文でも使えるし、論文で得た書く際の視点は就活時の自己アピール文などで役立つだろうという体感がある。

読書感想文だけでなく、論文においても「上から目線」「生意気さ」この二つは重要。これは読んでて強く共感した部分。文章における著者の自信に直結している。論文で「思う」は使うな、なんていうのあるけど、あれと同じことである。

「思いっきり引用して、他人の褌で相撲を取る」なんてのも個人的には有効スキルで、哲学系論文にジョジョぶち込んだのもいい思い出である。荒木先生感謝。あれは書いてて楽しかった。

自己客観視力、人とは違う視点で物事を見る能力、関係のない二つをリンクさせる能力、視点移動能力、アウェアネス能力。こういったことも意識していくと、文章も良くなるし前述の力もぐいぐい伸びる。ぐいぐい


ということで最近のお勉強の中でもかなり読み込んでる「人を動かす文章術」。かなりオススメです。

自分の文章、人を動かすにはまだまだ遠いですねえ……。