「継続は力なり」。
ぶっちゃけた話、私はこの言葉に対しては半信半疑な部分があって、これまた私の努力観だとかと密接に関係しているのだが、
努力した分だけ「はい、成果としてリターン帰ってきますよー」は嘘だし、あり得ないと考えている。
「継続は力」は正しいけど、なんか間違うと継続しなくなるよ!
継続すると経験値がたまっていって、ある瞬間ブレイクスルーが起きて「成長した」って実感がくる。これが努力と成果の実体。
この感覚を持ってないと、「頑張っても結果出ないじゃん!」で心が折れがち。
努力と成果ってリアルにRPGでいう経験値とレベルの関係になっていて、いくら経験値を稼いでもステータスは上がらないんですよね。
一定の経験値を貯めたとき初めてレベルが上がってステータスが上昇する。
現実の努力も同じ構造だと思ってるんです、私。
イメージはこういう、途中でスランプとか停滞がありながらの曲線なんだけど、
実際の感じ方はこう。
目に見える成果ってのはなかなか感じられないのに、「努力に比例して結果がでまっせー」だけ教わってたら、
「いや、続けてるのに成果が出ねえんだけど!」
っていう体感が巻き起こるだろう。
だからマクロな視点では確かに曲線なんだけど、ミクロな視点では階段状にレベルアップしているのが「継続が力」。
努力しても結果出ないなーって時期がしばらく続いた後、ピュッと成長。そしてまた結果出ないなーっていう時期が来て、またある日ピュッとブレイクスルーが起きて。それが「継続は力なり」の真相なのである。
なんつーかこの感覚を知らないと、継続する意味を見いだせないというかね。
私なんかは非常に飽きやすい人間だから、これを理解してない間は驚くほど継続力はありませんでしたよあーしは。
ゲーム感覚だと思えば意外と楽しくなるもので。
継続しているからポンポンレベル上がるわけじゃなくて、ドラクエみたいに魔物倒しても倒しても経験値が入るだけのほうが多くて、きっと体内の教会に神官がいて「お前が次のレベルに上がるには、あと88423の経験値が必要じゃ」とか言ってるんですよ、はい。
んでその経験値をスピーディーに溜めるために、努力の質を高めていかないといけない、と。
んでそれの分野はすげー細かく分かれていて、「味付けマスタリ」とか「スタミナ」とか「思考速度」とか、それはそれは細分化されている。
「お前の横納刀のレベルが上がるには、あと4900の経験値が必要じゃ」なわけである。
思わず刀の話になってしもうたので刀でも振ろうと思うもの也。
「継続は力」なんだけど、その意味をちゃんと考えた上で・・・。