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心の雑草

「げ」と申します。「旅=人生」というライフスタイルをめざして、心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

ネタバレ「SPEC結 爻ノ篇」感想8割考察2割

考えたこと 映画・ドラマ 映画・ドラマ-映画

終わりました…終わってしまいました。


ここはちゃんと辛い目線で観てきました。
「わー瀬文さんカッコイイー!」くらいのスタンスで観てはいけないくらいの規模のシナリオになっているからな。ちゃんと物語を観る!と。

というわけで「SPEC結 爻ノ編」感想&考察参ります。
いろんな映画や漫画やゲームに通ずるものがあるので、その辺をちょっと紹介しつつ。
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全体としては「急いで詰め込みすぎたなー」感が。疾走感を持たせるために意図してやったとするなら、映画の内容はほとんど同じ場所での会話合戦だったし、うむむ。

「プロフェッサーJは津田だ!」とか言いながら楽しく予想してましたが
SPEC 「津田助広」論 - 「げ」の一歩 改
見事に外れました。外れたっつーかこうならいいなーっていう津田ファンの妄言だったけど。

結局プロフェッサーJは当麻パパの後輩を名乗っていた湯田秀樹。湯田(とうだ)=読みを変えるとユダ=Judahで、頭文字をとってJ。うーん謎解き自体は単純。
というか本当に後輩だったのかな。大学名簿に名前はないが写真はあるという。


彼の作ったシンプルプランはというと、一見インフルエンザなのだが、SPECホルダーのみ治療薬が効かず治せないのでインフルエンザで死ぬというもの。

何故にニノマエのクローン作ったのかとかが不明。
人類の最高会議を裏切り実は卑弥呼の部下のフリをしていながらさらに実はセカイの手下だったってのが裏切りのユダ的なことなのかもしれないけど、弱いよねえ。「ユダ」の名を冠するのなら、いっそのこと真のラスボスくらいまで行っても良かったかな。個人的には遠藤憲一さんって好きな俳優さんで、今回もいい演技していたと思うので残念な感じ。


プロフェッサーJが会議にて一気に語った「世界の真実」が個人的にクライマックス。
そもそも地球土着の人類はみなSPECを持っていた。その先人類の末裔が卑弥呼
そんな地球に、隕石が降ってくる。隕石にはプランクトンみたいな小さい生命体がくっついていて、それが先人類に半ば寄生するようにして産まれたのが今の人類だ、と。
新しく産まれた(先人類から見ると退化した)人類は、SPECのような力は持たなかったが、権謀術数を駆使して先人類を駆逐して行った。そうしてついには先人類を滅亡へと追い込んだ。

つまり、今の人類こそが侵略者であったのだ。SPECホルダーたちにとっては、侵略された星を返してもらうための戦いだった、と。

いやー、ここにきてパンスペルミア説放り込んできたかと。
見る側によって世界は逆転する。
言ってみれば、大多数を占めるSPECを持たない人間は「人間ではない」のだ。外来種なのだ。ぞわぞわくるぜ、こういう話は。
アレですねー、「ニーアレプリカント」を思い出します。

ニーア レプリカント(特典なし)

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さて当麻の左手のSPECは、正確にいうと「先人類の霊体を呼び出す」というものであった。SPECホルダーもいわば先人類の血族ってこと。左手が暴走すると先人類の霊体達が現世に大量召喚されて(こいつらはカラスの外見を持つ)、そのまま人類を滅亡させちゃって歴史をやり直そうってのがセカイの狙い。実際途中まではそうなる。
でも当麻と接触のあったSPECホルダー達…ニノマエ、冷泉、サトリ、海野先生、地居、美鈴ちゃん、マダム陰、マダム陽、ナンシー…。みんなが当麻を助け、こっそり世界を救おうとしていたのだ。
「オレに気づかれないようにそんなことが出来るわけがない、ハッタリだ」と言うセカイに、「それをお前から隠してくれていたSPECホルダーがいたことに気付かなかったのか」と返す当麻。

そこで卑弥呼登場!なんと卑弥呼、当麻側の最強の協力者だったらしい。いつの間に…というかいつ接触したんだろうこの2人。
「人類の滅亡、先人類の再興がガイアの意志だ!」と言うセカイに対し、「そもそも我らが滅びたことがガイアの意志ではないのか?」と言い返す卑弥呼。やっぱり中野渡頭取はすげぇーや。

なんだかんだあって、卑弥呼は「その右手で世界を救え!」と当麻に伝えて消えます。
いや、卑弥呼さんは色々謎が多い。どうして当麻がソロモンの鍵だって知ってたんだろうか。この辺説明されてたっけ。


んで右手。なんかうっすら当たってた予想としては、「当麻の右手がずばりソロモンの鍵」というのが。
ともあれソロモンの鍵の能力は「パラレルワールドといまの世界を繋ぐゲート」。

世界の滅びを望む先人類の霊体を全てその身体に引き込むと、当麻はパラレルワールドを引き寄せると同時に自分ごと地獄に堕ちて、先人類達を全て消滅する作戦を敢行します。
瀬文、当麻が再び暴走する前に当麻を撃ち殺す。ここが一番の盛り上がる所…なのかな。


結局は時間戻したっつーか「何も起きてないパラレルワールド」に繋いだ感じだろうなーと。当麻は結果「どのパラレルワールドでもない世界」で永遠生きなきゃいけなくて、当麻が救った世界は「そもそも当麻がいないこと」になっているんだけど瀬文だけは覚えてる。
当麻が救った新しい世界では美鈴ちゃんと地居が付き合っていたり、未詳はあるけど当麻はいないし、まあとにかく「当麻という人間がそもそもいない歴史」が進んでいる。だから、誰も当麻のことなんて覚えていない。「そもそもいない」から。
だけど瀬文だけは覚えている。それはきっと、瀬文がその手で当麻を撃ち殺すことで門を閉じたからだ。彼は世界を救った「当事者」でもある。そして誰よりも当麻との絆が深かった人間だ。
「餃子臭え女のことは、この鼻が覚えてる。」忘れられるわけがない…。

瀬文=エンポリオである。ジョジョラーはこれで話が大体分かると思う。


久遠望、翔のラストで生きてたけど何もなかったな。なんのために生かしたのやら。



ラストのラスト「朝倉」の名前が出てケイゾク観てた人間として凄い気持ちになったのだが、それでちょっとネットサーフィンしたら

朝倉とは地球の意思なのだ個人では無いのだって言われても納得してしまう

という書き込みを見つけて、これ結構核心突いてるんじゃないかと思った。
このセリフは当麻が世界を救った後の世界でのセリフ(だよな)。その世界で「世界はひとつじゃない」とか言えるレベルの生命体…ガイアそのもの、という可能性はある。思い返すに朝倉もSPECホルダーだったっぽいし。



スタッフロールでの「世界はひとつではない」の文字がなんとなく染みるのは、きっと私が考察し予想した「SPEC結」もひとつの世界であるし、つまり私が考えた「津田がプロフェッサーJの世界」だって堤監督なら許してくれる……と信じたい。


書きたりねえというか書くことまとまらねえというかなんというか。
思い付いたらまた書き足していきます。


実は映画観た直後に走り書いたメモはまだ発動してませんからね。
時間ができた時にそれを見ながら再考します。

SPEC関連記事のまとめ記事を作成しました。こちらからリンクしてます。
過去に書いた映画「SPEC」関連記事まとめ - 「げ」の一歩 改