一応大枠としては、アメリカから中国側への鞍替えとか、北朝鮮との南北統一とか。そのためにホワイト国除外への反発を大義名分としてGSOMIA破棄を言い出したと思ってたんですよ。そもそもGSOMIAを破棄することが目的であって、ホワイト国とか輸出規制とかはその破棄の理由にタイミングと都合が良かったから乗っけたって感じで。
でもここまでぶち上げておきながらギリギリで破棄の延長という動きをしてきたあたり、信念とか確固とした政治意識とか、本当になくてその場のノリで政治やってんのかなあと思う。
- 作者: 烏賀陽弘道
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とはいえ一方で、国家間での損得や外交のリスクなんかを「まともに」考えたらGSOMIA破棄なんて韓国がただ不利益なだけだと思うので、土壇場でロジカルな視点で現実を優先したのかなあとも。
結果を見ると「まあ延長の可能性もあったわな」と感じるが、むしろ文在寅政権の今までの発言・動きを前提にして考えるとそうは思えないという変な状態ではある。